青山のブリトーと新しい切り口

青山学院大学のすぐ隣にあるM&Tという名前のサンドイッチショップ。

以前前を通って気になっていたので朝ごはんによっていくことにした。

 

モーニングのブリトーとカフェオレを注文すると、その場でフライパンを熱してブリトーを作り始めてくれる。

店内は狭くて、特段裏に事務室がある雰囲気もない。お洒落なインテリアで馴染んで入るが、お店の人のロッカーさえ表に置いてあるのだ。

 

壁面にかけられているイギリス中心の世界地図はおそらく第一次世界大戦後あたりの世界地図で、久しぶりに高校時代に習っていた世界史を思い出す。

ユーラシア大陸の上部にはソビエトの名が、アフリカには欧州各国の名前を冠した地名が書かれている。

その時代の世界はどういう風だったのだろうか、想像が膨らむ。

 

狭いお店でブリトーをつくってくれるところを間近で見ることができる。

卵を割ってスクランブルにして、お肉を焼いてラップで巻く。

20世紀前半の世界と、手作りのブリトー

その行き来がなんとも新鮮な朝だった。

 

 

茶色の紙袋を抱えてその足でオフィスに向かう。

9月いっぱいのインターンなので今日を含めてあと2日の出勤日。

果たして自分にどの程度の提案ができるだろうか。

 

伝えるべき点を絞ってシンプルに伝えきること。

中で本職として働く社員の方々が思いつかない切り口を考えること。

 

ここで仕事を体験させてもらって、果たして仕事ができるとは何なのかがよくわからなくなった。

生きているとよくわからないものだらけだけど、少なくとも自分が向かう方向の半径1mぐらいは見通せないと先に進んでいくことはできない。

 

それを何とか掴みたい。

 

感覚値としてあるのは、自分がどんどん視野を狭めているように感じることだ。

果たしてどうすれば仕事ができる人間になれるのか、仕事ができる人間ってのは何なのか、その答えは今の視点からだと見えないかもしれない。

 

 

「あなたが抱えている問題は、今のあなたの思考レベルでは解決できない」という風な言葉があったと思う。誰の言葉かは忘れてしまったけれど、何かを解決したかったらその問題発生時のレベルでは解決できないというのは正しいだろう。

 

この行き詰まり感を打破する視点を手に入れること。

これが最大の課題ではないだろうか。